インプラントの利点・欠点
インプラント治療の人気が高まっていますが、それに伴うトラブルも増えています。 後になって後悔しないためにはあらかじめその利点・欠点をしっかりと把握しておく必要があります。 ではインプラントの利点・欠点にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず天然歯のような噛みあわせを取り戻すことができる点。人工歯根を顎の骨に埋め込んで固定するため、 非常に優れた安定性を誇ります。
だいたい天然歯の８０％くらいまで噛む力が回復するともいわれています。 そのため欠けた歯のために噛めなくなっていた固いものを食べることができるようになりますし、 食事の楽しみを取り戻すこともできます。
それから外観。入れ歯やブリッジの場合、口を開いた時に他の人にバレてしまうという不安があります。 しかしインプラントの場合は埋め込んだ人工歯根のうえに義歯を取り付けるため、 目立たず気づかれる心配もほとんどありません。 また、手入れが簡単というのも大きな利点としてあげるべきでしょう。
一方、欠点にはまず費用の高さが挙げられます。 保険が適用されず全額負担となるため１本につき数十万円もの費用がかかるのです。 それから場合によっては手術ができないケースもあります。
インプラントを埋め込む顎の骨の量が不足していたり、 材料であるチタンのアレルギーを持っている場合などです。 また手術から最終的に義歯を装着するまで３～６ヵ月程度の時間がかかるのもネックとなるでしょう。 こうした利点・欠点はあらかじめ知っておくようにしましょう。
